2020/11/01 V6 for the 25th anniversary 前夜祭/本編@Johnny's net オンライン
改めましてV625周年おめでとうございました!
去年の今頃は、たしかぼちぼちカウコンの情報が解禁となって、「V625周年イヤー特別メドレー!」みたいな煽り文句に、「来年こそは!来年こそは3年ぶりのライブじゃあ!」とTLのみんなみんなと燃えて盛り上がっていた記憶が、今年こうなるなんて全人類だれも思ってなかったやん????試練の1年だったよね。
たまたま私は私生活で今年の春に首都圏に戻ってきたんだけど、異動が決まった時も「まぁ今はこんな状況だけど、終わったらまたライブも再開するやろし、25周年イヤーに首都圏に戻れるって神様がライブ行けって言ってるようなもんやな~」くらいに思ってたら、やっぱ人生そんな甘くないなって(笑)
でもこんな中でも趣向を凝らしてオンライン配信型ライブを決断してくれた6人にはほんと感謝しかないし、まさかこんな!まさかこんな想像の斜め上みたいなすごいライブになるとは思わなくて、見た瞬間の高揚感と、見終わった後の喪失感が凄まじかった…世間的には嵐さんの最終イヤーに隠れちゃった感が否めないけど、それこそ公式Twitterが開設されたし、デビュー日には大きく一面広告も掲載してもらったし、たしかに直接会う機会がなくなって、たぶんアルバムとか、ツアーとか、いろんな計画がなくなってしまった1年でもあったけど、きっと今後も一生忘れられない、記憶に残る1年だったんだろうなぁ。いつか「あの年は大変だったね」って直接笑いあえる未来が来ますように。
まずは前夜祭、あと100回くらいは噛み締めたかった!!!6人がフツーに新生原宿駅から代々木第一まで歩いてるのもぐっときたけど、特に私は仕事している6人の姿が大好物なので、スタッフたちとライブの打ち合わせについて、6人全員一人も漏れず積極的に自分の意見をバンバン遠慮なく言っている打ち合わせ映像、とても興奮した。
これはただの好みの世界だけど、個人的にはグループで常に同じ人が演出にかかわってしまうと、やっぱりその人の癖とか好みが出てくるので、マンネリしちゃうんだよね。ぶいのコンサートは6人がいつも自分たちの外の仕事で見てきた感じてきたものを拾って、それを時に譲り合いながらもちゃんとぶつけて作るから、ライブごとに作風がガラッと変わっていつも新鮮な気持ちを持たせてくれるのが持ち味だと思ってるんだけど、今回もまさにそうで。
普段から一番多く映像の仕事に携わる岡田くんの鶴の一声から、じゃあどうやってカメラに映えるダンスをするか、尺はどうするかと、それぞれが自分たちの知見をぶつけていく姿がちょっとでも垣間見れて、かっこよかった。誰一人黙り込むことがないチームってすごくバランスがいいと思うのよ。どの職場でもそうだけど。
あとやっぱあのフェイクプライベートドキュメンタリーね笑 カミセンが妙なリアリティを醸し出す中で思いっきりコントに全振りする上二人に笑ったんだけど、ひろしがちゃんと大型免許を定期的に今でも更新していることに感心してしまった。もうあなた大型なんて運転する機会ほぼないでしょうに…誰かぜひ仕事をください(笑) 坂本くんの船舶免許もね、この事務所のタレントたちはなんで一定の年齢になったらみんな船舶免許取り始めるのよ…坂本くんに至っては釣りの趣味もないのに。
そして!肝心のライブ本チャン!!!
V6のライブを見る前にも、今年はいくつか配信ライブを見てきたけど、こんなに「配信」に特化したライブは初めて見たよ!
ドローンや特殊効果はもちろんのこと、まさか生ライブと録画をミックスするなんて思ってなかったし、無観客だからこそできる、客席を縦横無尽に走り回る演出も、いつも私たちが座っている席の間を通り抜ける6人ってシチュエーションが不思議で新鮮だったな。木造のセットも、たぶん映像じゃなかったら、あんな俯瞰アングルのことを考えたセッティングにならないと思うし、鏡部屋のトリックとか、すべては映像を通して観ることだけを考えられて作られた構成だったのが、クリエイターとしての6人の心意気を感じたよ。これで普段のツアー以上の予算かけてるの贅沢すぎる…我々ファンは愛されてますね。
まずはセットリストです。
1.Right Now(体育館のどセンター、カジュアルな衣装)
2.Keep going(金?黄土色?の衣装で)
3.Supernova(途中はOMGコンの振り付けだけどラストは香水振り付け)
4.Silent Galaxy(フライングの映像とのコラボあり)
5.wait for you(レーザービームの機械がうねうね)
6.サンダーバード(ドローン?360度カメラ俯瞰目線)
7.星が降る夜でも(舞台中央せり上が)
8.ある日願いがかなったんだ(わちゃわちゃしながら移動、ハートエフェクトあり。最後ドームみたいな中にはいって早着替え)
9.Swing!(会場内歩き回り)
10.SPOT LIGHT(バランススクーターで動いたりカートにカミセンがぎゅぎゅっと乗ってたり)
~MC~
11.All for you(積み木みたいなセットで)
12.PINEAPPLE(岡田さんソロ「あなたに触れたい→あなたに触れてる」
13.TL(インスト)(ダンス、坂本くんソロからの岡田にバトンタッチ、そして6人の水たまりダンス映像)
14.GOLD(白衣装、ソロパートの時はステージのLEDがメンバーカラーに、カミセントライアングルの上からアングル尊い)
15.can't get enough(なんか鏡っぽい部屋の中、撮影済み映像とのコラボ)
16.Air(縦長の部屋)
17.It's my life(わちゃわちゃしながらメインステージへ)
18.SPARK
19.Super power(ステージが階段状になって、みんな1段ずれでダンス)
20.walk
21.羽根~the beginning~(03年の演出リバイバル、センターステージ昇降後降水)
~以下、会員限定~
~MC~
アンコール1.明日の傘(前振りで岡田に「井ノ原くんがちゃんとしてくれないといけない曲」と言われたけど、無事ちゃんと歌ってくれました)
~MC~
アンコール2.クリア(センターステージに移動。真っ赤なライトの中で背を向けて輪になった椅子に座る6人)
アンコール3.full circle(赤と青のライトの中、サビは明るくなるライト演出)
はあああああああああどれもこれも生でみたいやつばっかり!(笑)
たぶん私だけじゃなく、モニターの前でいろんな人が叫んだであろうsilent galaxy。あんな、あんな9年くらいあっためといて、今回急にやるなんて思わないじゃん!しかも6人のフライングなんて珍しいものまで見せてくれて、情報量が多すぎんのよ!
個人的にはGOLDもうれしかったな。どういう方向での演出がくるか全然想像つかなったけど、俯瞰目線で自分のメンカラ色のLED光に包まれた6人が、やさしく歌詞を紡ぎながら緩やかに踊るのが、すごく幻想的で好きでした。あとセトリにも書いたけどカミセン3人が三角形に並んで上を見上げるアングルが良すぎた…尊いな…
あとゲリナフの鏡の部屋。最初からくりがよくわかってなく、2回目再放送のときじっくり集中してみた思い出。鏡にだれか入っていったと思ったら次のメンバーが出てくる構造、カメラが映り込まないように撮るの、結構綿密に組んだんだろうなぁ。
鏡の部屋に限らず、火花演出とか、無数のレーザービームとか、もちろん羽根のあの水の演出とか、とにかく忖度なくすごく演出にお金と手間がかかっていて、6人の意地を感じたよ。羽根なんて全ヲタクが泣くやつやん。あんなんずるいやん。カメラアングルもね、結構痒い所に手が届くというか、普段テレビ番組見てる時の「あぁ、なんでこの時このメンバーを映してくれないの…」みたいなフラストレーションがなくて、それは当然まずは各楽曲のポイントを押さえてる実家だからこそなんだけど、そこも含めてだいぶ作りこんだんだろうなと、とにかくずっと作り手の真心を感じながら見ていたライブだったよね。
もちろん6人のパフォーマンスは申し分なくて、歌のクオリティはもちろんのこと、ダンスから移動までずっと動きっぱなしなのに、ほんとよくスタミナもつなって。かと思ったらspot lightで階段駆け下りた後ちょっと疲れてるおじさんたちってのもかわいらしくて(笑)
そんな演出+相変わらずのクオリティのMCに浸って油断なんかしてたら、まさかの新曲くるとは思わんやん??クリア、超かっこよかった。「自分は見えない、だけど君の目の中に写る輝きが鏡/言葉になっていない気持ち、もらえるカタチ、想いが今クリアになっていく」。20周年記念の曲は6人が6人に向けてひたむきに歌った楽曲だとしたら、25周年記念ソングは真に私たちファンに向けたラブレターだったな。からのFull Circleでの「そうやるしかねぇなぁ!」という決意表明。まだまだ26年目も27年目も期待ができそうな、そんなアンコールで、安心したし、その闘争心がとにかくうれしい。
少年隊もそれぞれの道を歩みだした今、グループという意味では本当に先頭列に来てしまったV6。25年経っても相変わらず外野はうるさいけど、私は本人たちの言葉しか信じないから、今回のライブはまさに彼らがいつも言っている「踊れるうちはやっていきたい」というその言葉を体現したものだと感じたし、どんな反論より雄弁だったと感じるよ。ちゃんと届いてるよ、と伝えてあげたい。先頭列っておっかける背中がないし、不安も多いと思うけど、私は相変わらず、6人が歩み続けるっていうなら、その後ろをそっとついていきたいと思うんだ。というかこんな重たい愛を向けられて、我々手放せるわけないじゃんね。
MCはメモ用に別レビューで上げようと思います。しかしセクゾちゃんも配信ライブ円盤化したことだし、v6のこのライブも円盤化しません???そもそも1回再放送はやってくれたけど、2回しか世間様が見る機会がないなんてもったいないし、こんな配信に特化したライブ、もっといろんな人に見せて自慢したいよ~~~
あとこのコロナ禍で切実に感じたけど、V6いつサブスク解禁してくれるんです??
よくお友達たちともこの話題盛り上がるんですけど、やっぱなんかの時にぱっと取り出して聞かせて、「V6ってこんなにいい曲たくさんあるし、歌うまい」っていうのを自慢したいのよ。サブスクあってもCDは買うんだから。いつでもどこでも曲が聞けるようにしてくれると、もっともっとV6が評価される土台が増えるのになぁっていつも思う。剛健ちゃんなんてこんなにコーラスに回れるの、世間の皆様絶対知らないでしょ。星が降る夜の最後の剛くんソロとか、ゲリナフの剛くんの下ハモとか、超好みだもん。途中レコード会社移籍があったわけでもないんだし、早く解禁してくれるといいな~。
そして、来年はこの情勢がどうなってるかなんてまだだれも読めないけど、いつか元に戻ったらまた早くV6のライブに行きたいし、かつライブはありつつも、できれば配信という選択肢を引き続き残してくれると嬉しいな!!!それまではくれぐれも6人とも、元気で、健康でいてくれ。