ブッ壊れたシャワーヘッド

好きなものを、不規則に撒き散らすだけ

Forever Plaid(再演)全曲感想

 

というわけで曲ごとにセルフメモ用の殴り書きを。

 

 

 

1.Deus ex Plaid

ロウソクを持って上手側通路から暗闇の中整列して現れる四人。順番はたしかフランキージンクススパーキースマッジ。パンフによると会場によって列の間隔が異なるので毎回きちんと整列するのが難しかったそうです(笑) 原作の「Sh Boom」を「しょぼーん」と翻訳してたのは乙だなぁと思いました。4人がもう一度コンサートを開くことを決意してスタンドマイクにかけてあったクロスを取ってたたむシーンはひろしがほかの三人よりも大げさなくらい顎をくいーーーーっと上にあげてから布を顎と胸のあいだに挟んでたのたのめっかわだった。あとスパーキー兄ちゃんに蝶ネクタイ直して貰うときすんごい胸張ってたの幼くて可愛すぎ泣いた。

 

2.Three Coins In the Fountain (Sammy Cahn and Jule Styne)

冒頭シーンのひろしがジンクスを演じようとするあまりちょっと肩と表情に力入れすぎてたのもあり、この曲のイントロで4人が一人ずつ客席側に振り向くところでひろしの一瞬和らいだ微笑みが見えるのマジ最高。「それはどこ?」とか「それはだれ?」って歌詞で三人がリードボーカルフランキーの方にスタンドマイクごと傾いて歌うんだけど、ジンクスが一番フランキーから遠い位置にあることもあってひときわ上目使いでフランキーのこと見てるのすんごい可愛い。連れ去りたい。

 

3.Gotta Be This or That (Sonny Skylar)/4.Undecided (Sid Robbin and Charles Shavers)

二曲のリミックス。スパーキーがすごく楽しんで歌ってます(笑)ジンクスがマイクスタンド撫でるときの手つきがかなりエロいんですがやはりアイドルの貫禄ですかね。スマッジの低音がとってもセクシーでした。

 

5.Moment To Remember (Al Stillman and Robert Allen)

ジンクスリードボーカル曲!!「きせつは~ながれて~」の歌い出しが線香花火みたいなちょっとビブラートの入る危うい声で色々とドキドキしました。上がる音程を歌うとき決まって少し首も上にちょっと伸ばしてるの可愛すぎ。あと音伸ばすときちょっとだけ首をかしげるのも。途中ジンクス以外の三人による青春小話みたいなのが入るんだけど(「君とドライブインシアターに行ったけど、映画は...見なかった~!」とか)意外と客席があまり笑わなかった記憶が。面白かったのに特にフランキーの顔芸(笑) 

余談ですがこの曲ほとんど「woo」ハモなんですけどスパーキーのwooの言い方が「ゆ~」に近いようなああいうビジュアル系バンドっぽい歌い方だったので「SOPHIAだ~」と思った記憶が。ただそのせいでちょっとだけほか三人より声が浮いてた。

 

6.Crazy'Bout Ya Baby (Pat Barret and Rudi Maugeri)

楽しい曲!WSとかにもあったと思うけどトイレのしゅぽしゅぽで歌うやつ。それを使ってた理由はメンバーのうち誰かがトイレ修理のバイトをしてたからでしたっけね。持ってきたしゅぽしゅぽ配るときスパーキーがフランキーのお尻から何かを抽出し、その抽出したなにかをジンクスのに流し込み、それをジンクスが客席にばらまくという謎のコントが(笑) ばらまいてるときのジンクスの笑顔が最高でした。「にぱーっ!」って感じのやつ。結局あれなんだったんだう〇こかな?(笑)

「crazy bout ya baby」と歌うときに両手の人差し指を上に向けてぐるぐる回す振り付けがあるんですけど、中の人の指結構男らしくて太いのでジンクスちゃんがやると顔の甘さと手の男らしさのコントラストがとんでもなく素敵なことに。

あ、客席も一緒に手拍子やるので楽しいですよ。

 

(インターバル:オストライザー音楽学校のコーラス芸)

ここのスパーキーとジンクスのプチ兄弟喧嘩というかチクリ合いがすごく兄弟っぽかったというかジンクスの末っ子感がすごかった。あとミキサーの声真似なのであのうねりを出すために喉とか胸をチョップしながらジャンプするんですけどひろしめっちゃ自分の胸強打してたよ大丈夫?(笑)

 

7.No Not Much (Al Stillman and Robert Allen)

ジンクスが一番好きな曲でジンクスリード曲。好きなあまり歌い出しとちっちゃうのかわいいね。やっぱバラードが似合うジンクス。レポにも書いたけど「たぶん」って歌詞でアヒル口にして肩すくめるの最高に可愛くてあざといから~。からの「でも」で一瞬低い音程を歌うときの色気がすごい。ギャップ。なおこのあと鼻血出します(笑)

 

8.Sh Boom (the Chords) (前奏のみ)/9.Perfidia (Milton Leeds and Alberto Dominguez)

鼻血もかたまり、フランキーの過呼吸も収まり、スパーキーもスペイン語の歌詞のメモを書き終わったので再開。スパーキーリード曲ということでスパーキー最高に生き生きしてましたよ(笑)歌い始めの前に振り付けを忘れたと焦るジンクスにスパーキーが教えてあげてたのですが、公演回数が進むごとにどんどんダンスの内容がセクシーというか過激というかになっていた記憶が(笑)神奈川公演では何度もジンクスにケツをぐるぐる回させてました。ごちそうさまです。客席にスペイン語のC&Rをさせてたのもこの曲です。しかし松岡さんの声の伸びいいよなぁ。

歌い終わってからこの曲実は裏切りに関する曲だとスマッジから聴いて前列のお客さんを指差しながらスパーキーが「裏切り者~!騙された~!」と泣き叫ぶのも恒例恒例。

ちなみにジンクスちゃんまた鼻血ぶり返します。ここで鼻ティッシュ!かーわいー!MCまで鼻ティッシュしたままだったので他三人に指摘されて慌てて後ろ向いてティッシュ抜き出すのすんごい末っ子。

 

10.Cry (Churchill Kohlman)

ジンクスリード曲。今まで緊張がいまいち解けなかったジンクスが初めて自分がリードを感情込めて歌うことで開放的な気持ちになり緊張がほぐれることになる曲です。感情極まってサビのときに両膝を地面につけて腹から大声出してたからかに歌うジンクスがすごくいじらしくて。というか丹田ちゃんと使ったらひろしこんなに声出るんだと純粋に感動しました。特にフェイクとかの技工も入れずストレートに歌うからなおさらこの曲の良さがつたわる。あと他三人のコーラスワークが地味に難しくてびっくり。

 

11.16 Tons (Merle Travis)/12.Chain Gang (Sam Cooke)

 もうひたすら年長二人特にスマッジが光る曲。16トンがスマッジリードでチェインギャングがフランキーリード。後半スマッジもケチャップ瓶をスプーンかなんかで叩いてパーカッションを。なおスパーキーが鍵盤ハーモニカを担当、ジンクスちゃんは鎖を使ったパーカッションとかわいい担当です。労働者や囚人のことを歌う曲ということでリードはもちろんマスキュリンで轟くような声ですが、16トンではジンクスとフランキーによるダンスも。ダンスの趣旨は多分重いものを運ぶ労働者たちを表現してる振り付けなんだろうけど、なんだろう、中の人のことも相まって二人が俵運んでる人にしか見えない(笑) ターンからの指差しはめちゃくちゃ決まっててかっこよかったです。

 

(インターバル:forever plaid営業内容紹介)

要は「(自分の曲があるわけでもないので)営業ではなんでも歌いますよ!」と結婚式、イタリアン結婚式、記念日、クリスマスパーティ、ユダヤ式クリスマス、アメリカ南部の記念日等でよくうたわれる曲をメドレー形式で踊りながら披露。マジで仕事選ばない4人。ここらへんはアメリカみたいな民族るつぼだと本当に「ザ・典型」な選曲ばかりで結構ジョークとして面白かったのですが、我々日本人の観客の何割に伝わったかは不明かな。ユダヤ式クリスマス祝う4人のしかめっ面がちょっと面白かったです*1

 

13.She Love You (The Beatles)

ここも本来は笑う箇所なはずなんだけどあんま伝わってなかった感じ?趣旨としては「若い世代のお客さんにも喜んでもらえますように、自分たちのレパートリーに当時最新のポップスとしてビートルズとかも入れてるんですよ~」といいながら、ちゃっかりプラッズオリジナルアレンジにしちゃってるっていうジョークで歌の語尾をちょいちょい変えてあるアレンジになってたという。途中の「ぶんでぃやーらぶんでぃたらーはっびはっびはっびー♪」で四人が横一列で前ならえしながらぴょんぴょん跳ねてたのがめっちゃ可愛かったです。

 

15.Dream Along with Me (Sonny Skylar)

16.Magic Moment (Burt Bacharach and Hal David)

17.Temptation (Arthur Freed and Nacio Herb Brown)

スパーキーによる回想シーン前半でメインは他三人がバックコーラスで歌ってたメドレー。ペリーコモがたまたまバイト先のガソリンスタンドに来てくれたので、興奮したスパーキーは出来もしないのに嘘をついて車を修理しそれでも治せなかったとペリーコモを留まらせ、ガソリンスタンドからほど近いところにあるバーでやる4人のライブショーを見に来るよう誘います。スパーキーが生き生きとその話をしてる後ろでコーラス歌いながら特にジンクスちゃんとスマッジが時折肩をすくめて「やれやれ」みたいな顔をしながらお互い向き合ってこそこそ話してるのめっかわだった。

 

18.Papa Loves Mambo (Al Hoffman, Dick Manning and Bix Reichner)

回想シーン中盤戦。ショーに来てくれただけでなく最前列で観覧してくれたペリーコモに対して当時歌っていた曲がこの車のCMでももクロちゃんとかが歌ってるのでもお馴染みのぱぱらぶまんぼ。4人がマンボの振り付けを行いながらバーっぽいピンクのあかりの中歌います。「右へ~左へ~」の振りが可愛かったなぁ。両手を星みたいにキラキラさせる振り付けのときはジンクスちゃんの表情もめっちゃキラキラしてた。

 

19.Catch A Falling Star (Paul Vance and Lee Pockriss)

20.Sing to me Mr.C (Charles Ray)

フランキーリードでペリーコモに対する感謝と敬意を述べる二曲なのですが、その前に回想話のオチとしてペリーコモがプラッズを絶賛し、励ましの意味を込めてスパーキーに自分の黄色いカーディガンをプレゼントするというシーンで、ジンクスがまさかのペリーコモ役で登場。カーデを羽織ってサングラスを掛け、スマッジ扮するヒゲのボディガードと共に颯爽と現れ高座椅子に座るジンクスはもはやひろしというかトニコンの大御所先生(笑) そのうち「井ノ原、お前がやれ」とか言いそうで。

 

21.Day-O (Erick Darling, Bob Carey and Alan Arkin)

22. Kingston Market (Irving Burgle)

23. Jamaica Farewell (Lord Burgess)

カリプソを歌おうコーナー。デーオのイントロで吹き矢のジェスチャーをして強制的にお客さんも眠らせようとするフランキー面白かったです。

 

24.Matilda (Harry Thomas)

曲入る前にジンクスちゃんによる鉄琴披露が!鉄琴叩こうとするも麦わら帽子が邪魔なので他三人に支えてもらうよう促す末っ子がマジ末っ子でした。あとちゃんと間違えず引けたとき3人がめっちゃ拍手してあげてるのもかわいかった~!「トンズラこいた」でみんなで踊るの楽しかったです。掛け合いのところもそれぞれ「グルメな人」「サッカーファンの人」「いい声の人」「ロックな人」と中の人とかけあわせたネタだったので、例えばジンクスがフォークとナイフでステーキ食べるジェスチャーをやってみたり、いい声のおじさん(笑)がドヤ顔で歩き回ってみたりととってもお茶目でした。ステーキ口に入れたときの表情が本当ににこやかで最高(笑)

 

25.Heart And Soul (Hoagy Carmichael and Frank Loesser)

お客さんを舞台にあげて一緒にピアノ弾かせたり踊らせたりするコーナー。バンド勢のたばこ休憩タイムということでスマッジが素敵なピアノ演奏を披露してくれます。そして!ジンクスちゃんによる演奏も!片手だけど!ただどのキーを弾くべきかってのを見せるためだけの演奏なので技術を問うわけでなく、むしろ分かり易いようにめっちゃ指を大げさなくらいに広げて弾くのですが、なんかその様子がピアノ習いたての片手でしか弾けない幼稚園とか小学生低学年の子供みたいでちょ~~可愛かったよ~。お客さんに「僕が一回弾いてみるので見ててくださいね~」っていうのも言い方がすんごい優しかった~。

 

26.Mercury (マーキュリー車CM曲)

ダンボールかなんかに書いたマーキュリー車を持ち上げながら4人で歌うのですが、「マーキュリー♪」のとき「いーっ」って顔になるジンクスちゃんとっても可愛かったです。めっちゃ一生懸命歌ってる~

 

27.Lady Of Spain (Robert Hargreages, Tolchard Evans, Stanley J. Damerell and Jenry Tilsley)

他三人が入れ替わり立ち代り着替えたり道具準備しなきゃならなくてゼーハー言ってるのですが、それを脇目にステージ中心に置いた台の上に立ってフラメンコっぽい振り付け踊りながら一切笑わずソロで歌うジンクスとってもかっこよかったのでひろしにはぜひまたアンダルシアとか歌って欲しいと思いました(KONAMI)。小ネタはやっぱスマッジの「ジョンレノン」と、同じ髪型でもっかい出てきて「オノヨーコ」ってやつが一番笑いました(笑) *2

 

28.Scotland The Brave

完全アカペラで4人が粛々と歌い上げるのですが、ひろしの高音がすごくいい仕事してた!余談ですが他三人はレディオブスペインあたりでもう上着を脱いでワイシャツにサスペンダー姿になってたのに対し、ジンクスは終始上着状態だったので「やっぱひろしは脱ぎ惜しんでるのか...」と勝手に思ってましたけどこの曲で上着とってくれたことでひろしの腰のくびれが顕に...最高か...ってかもっとおたべ...

 

29.SHANGRI LA (Carl Sigman, Matt Malneck and Robert Maxwell)

30.Rags to Riches (Richard Adler and Jerry Ross)

31.Theme from the Good, the Bad, and the Ugly (Ennio Morricone, 一瞬だけ)

プラッズタキシードを着て再度登場した4人がそれぞれ自分たちの創作アルバムカバーをみんなに見せびらかすのですが私が入った東京一回目はジンクスが「プラッズゴールデンディスク」を思いっきり地面に落としてました(笑)

 

32.Love Is A Many Splendored Things (Paul Francis Webster and Sammy Fain)

この曲のジンクスの高音ですごく神聖さが増してるというか。イントロの事故の話に流れてた曲だからこそ泣ける一曲。実際結構客席から鼻をすする音が聞こえてきました。特に千秋楽ではスパーキーが結構涙目で歌っていたのも印象に。歌い終わった後徐々に笑顔がTHE長野博になっていくジンクスも感慨深かったです。

 

 

改めて読み返してみたら私基本的にめんこいとかわいいしか言ってないけど通常運転だな。

*1:多分ユダヤ教=厳粛っていうジョー

*2:そういえば大人計画の社歌で宍戸美和子さんもこのネタやってたなぁと思い出してみたり→レノンとヨーコがメガネ除いて作画一緒ってやつ