長野博担になったということ
2015年まだ始まって3ヶ月弱しか経っておりませんが、私にとっては既にかけがえのない一年となりました。
この度、ワタクシにわかあめは長野さんの名前でぶいしっくすのファンクラブに入会いたしました。
今までの経験上私がこのアイドル事務所最大手に所属するグループのファンクラブに入るという選択肢は人生の中でほぼゼロに等しいものだと思っており、実際去年の夏あたりまでそうでした。
というのも、そもそも私の事務所タレントさんに対する関心と興味そのものについては今に始まったものではなく、昔からドラマ・バラエティ・音楽好きが高じてスマップ、Jフレ、嵐、関ジャニ、KAT-TUNの皆さんに関しては茶の間で気楽に追っかけていました。
特に嵐さん。02年にたまたま観たCの嵐で可愛い顔をした男の子達(※自分より超年上)が困り顔でクレーム対応している画期的な絵面を見てから興味を持ち出し、03年の暮れか04年の頭にふとした機会に見せてもらった『How's it going?』サマコンの映像でso-so-soという楽曲を伸びやかに歌い、かつキレッキレに踊る大野さんの普段のバラエティでの様子とのギャップに落ちてからは、嵐さんの音楽CDやコンサートDVDはもちろん、大野さんの特にJr時代見たさに当時はまだそんなに価格が高騰していなかったPZやきょーときょーのビデオとかも可能な範囲で探したりしていました。*1
でも、私はそれで満足してたんです。
たしかに舞台やコンサートも魅力的だし、願わくば現場に足を運んでみたいなぁという気持ちは全くなかったといえば嘘ですが、比較的5人一グループとしてのメディア露出度が高かったこと、映像メディア作品への進出が増えたこと、シングルやアルバムの発信が短期スパンで行われていたこと、等があり、それだけを嗜むだけでもだいぶエネルギーを消費しました。
あとなにより私未成年だったから。趣味に対する金銭的自由が効かないというのが大きかった。
まぁあと細々とした内心の葛藤ってのはあったんですけど、こういった理由が相まって私の中にジャニーズのファンクラブに入るという選択肢自体存在していなかったんです。
去年の夏にON THE TOWNを見に行くまでは。
そもそもいつから私は嵐でなくぶいさんにシフトしたのか。
大きなきっかけとしてあるのはやはり大学の後輩*2に見せてもらったSHBコンのDVDです。前提として私はティガどんぴしゃ世代だし、ぶいさんの楽曲や番組は以前からちょいちょい注目してたし、メンバーによっては映像よりむしろ舞台のお仕事が多いということは知っていたということがあります。特にぶいさんは嵐直接の先輩ということもあって、嵐さんのお仕事でもちょいちょいぶいさんが話題として出てきたりしたのもあって、もともと親しみはありました。ニコ動ユーザーだから例の修学旅行動画のトレスが流行ってたのも知ってたし。*3
07-08あたりのアジアツアー→凱旋コンを境に嵐さんの人気が「じわじわ」という程度から一気に沸点に達したことから、私は嵐さんの10周年を茶の間からお祝いしてから正直一方的な完全燃焼感を感じていました。
そのあとさらにプライベートで高校卒業→帰国→大学受験が待ち受けていたのでそもそも趣味を増やすとかあまり考えられなかったのがあります。
こんなだらだら書いてまだ長野さんのなの字どころか、ぶいさんのぶの字にもろくに触れられてないという。
そんなこんなでようやく出会ったSHB。
一言でいうと「感動した」。
今までちゃんとコンサート(映像)を見たことあるのが嵐、関ジャニ、KAT-TUNだったこともあり、私の中のジャニーズアイドルのコンサートのイメージというのは「キラキラ笑顔を振りまき、歌とダンスとMCトークあるいはミニコントでお客さんに総合エンターテインメント性の高いステージをお届けする場所で、お客さんを巻き込んで一緒に楽しむ場所」でした。
ぶいさんだってもちろんそれらの要素はあります。でもなんだろ、それ以上にアーティストぽかったというか、お客様を巻き込む以前にまず魅せて、そこから徐々に引き込む要素が強いなと思ったのです。
MCは面白い。ファンサもしっかりやる。でもそれ以上に生歌やフォーメーションダンス、幕間の映像や照明・小道具等、一つの作品としても興味深いなと思いました。
多分、私自身が大学で音楽系のサークルに所属していて、普段自分も構成する側・見せる側に立つようになったことも大きいかもしれません。そこでたまたま出会ったのがぶいさんだっただけなのかも。
でも、それがきっかけで今まではなんとなく見ていたミッションV6やヘンサーチをもっかいちゃんと見直してみたり、嵐さんの番組にゲスト出演してた時や、ゲストを問わずいつもチェックして録画してた少クラのぶいさんの回を引っ張り出してみたり、何よりその岡田担の後輩から今までのコンサートぷらすトニコンカミコンのDVDを片っ端から借りて*4みたりしました。
それらを見ていくうちに、いろんな新しい発見があり(Twitterでも呟いたけど例えば一番大きいこととしてカミセンの特に剛健に対する偏見とかが取れてかつこの二人の歌声の魅力に気づいたこと)いつの間にかかつて嵐に注いでいた熱意と同じくらいのものをぶいさんに注ぎ始めていました。特に長野さん。
ちなみに長野さんのどういったとこに惹かれたかについてはまた時間があったら別エントリーで。
そして夏。たまたま母が入会したコープでチケット配送サービスがあることを知り、チラシを覗いてみたらまさかのOTTのチケットも抽選項目に入るという情報が。
舞台好きだし、トニセンのおじさんたち好きだし、いっちょ応募してみようかなくらいの軽い気持ちで抽選だしたらまさかの当選だった。これがダメだった。
こ!れ!
ジャニーズタレントを愛する皆様がなぜDVDを購入しつつもこうも現場にこだわるのか、あの瞬間ちょっと分かった気がしました。
生って、すごい。
ほんとこの言葉に尽きる。今までテレビという媒体を挟んで画面越しからしか見たことなかったトニセンの三人が、目の前で歌って踊り、その空間を私も共有している。
めちゃくちゃ感動しました。そして欲が出てきました。
あ、私、この人たちのライブに行きたい。ちゃんと現場に行って応援したい。
それからすぐに振込用紙を準備して...とは正直なりませんでした。だって私BROS.*5だから。
アルバイトで稼げるお金をやりくりして趣味に投じているのでファンクラブ掛け持ちの決断は正直すぐ決断できず、あーだこーだしてるうちに19周年が来て、紅白の話題が来ました。その間私ゴウモリタの舞台行ってるけど。この時点でもう素手に半分沼に浸かりかかってるぜ。
そこで出てくる20年目のライブの話。
「20周年イアーは皆さんに恩返しがしたいです」
「今年は六人での活動を増やしたいです」
「これからどうやって皆さんに感謝の気持ちを伝えるかチーム一丸となって考えていきたいです」
...これ絶対ツアーあるじゃん!絶対参加したいじゃん!ファンクラブ入らないとなかなか参加できないじゃん!入るじゃん!!
そして現在に至る。
トニミュをきっかけにこのブログを立ち上げ、さらにTwitterをリサイクル再利用し始めましたが、当初は長野くんが好きでもぶいさんが好きでも、私はファンクラブに入って熱意を持って応援している皆さんを見ているとどこか遠慮が生じたというか、素直に「私はぶいしっくすの長野博担です」と言えなかった。どこかにつっかえがありました。
でも、今私は胸を張って高らかと宣言したいと思います。
私はぶいしっくすさんが好きで、長野くん担です。
どどど新規ですが、どうぞよろしくお願いします。
20周年イアーまだ幕開けしたばかりで、でも既にいろんな嬉しい情報に悲鳴をあげていますが、これからもっともっと楽しめるのかと思うとワクワクしています。ぶいしっくす、ありがとう。今日からはどうぞ、末永くたくさんよろしく。
14/12/31 福山☆冬の大感謝祭 其の十四@パシフィコ横浜
福山☆冬の大感謝祭 其の十四
Hotel de Fukuyama Ⅲ
お待たせしました!あなたの街でもオープンしちゃわnight!!
旅する音楽の館、Hotel de Fukuyama III
相変わらず長いタイトルだなー
というわけで2年ぶりにおてるでふくやま参加してまいりましたよ!
今年もありがたいことに年越しに参加できることができました。ましゃによると倍率がすごいことになってたらしくて。24万人応募の中の1万8千人だから「お前ら皆ラッキーボーイズとラッキーガールズ」だそうです。とりあえず「きゃーー♡♡」と叫んではみたものの、にわかあめさんは小心者なので「やべえ2015年の運気ここで使い果たしてねえかやべえ」と焦っておりました。
実は今回席もめちゃくちゃ恵まれてて、北花道の真横・柵から一列目でステージからも多分70mあるかないかの距離。ましゃが花道通って私の真ん前來たら多分2mもない!ボーダーレス!!死ぬ!!
2014年の舞台観覧では大活躍した私のオペラグラスちゃんも今回は一度も仕事することなく、肉眼でましゃの顔を首を滴る汗を拝んでおりました(変態)
というわけで2月15日の宮城公演をもちまして感謝祭全日程が終了したのでちまちま書いたメモを書きおこしてレポにしてみました。ましゃお疲れ様でした!!!
そしていつものように誰にも遠慮せずネタバレ全開なのでなにとぞ、なにとぞよろしくお願いします。
とりあえず自分のメモとたまに他力に頼ったセトリ
-----------------------------------------------------------------------------
22:30~紅白中継でHUMAN、クスノキ
23:32~ライブ本編開始
1.少年
2.追憶の雨の中
3.逃げられない
4.カウントダウン~心color
5.good job
6.cool
7.milk tea
8.昭和やったね
9.Peach!!と見せかけてとりビー!
10.家族になろうよ
11.ただ僕がかわった
12.ミスキャスト
13.prelude~HUMAN
14.Cherry
15.revolution/evolution
16.化身
17.クスノキ
18.明日へのマーチ
アン1.蜜柑色の夏休み
アン2.all my lovin'
アン3.新曲(no title)
ダブアン1.暁/破暁
-----------------------------------------------------------------------------
あんね、あんね、ましゃごめん。今さんに惚れた。
いやぁ、油断してた。花道近いからもうこれはましゃガン見一択じゃないかと入場してチケットのQRコードピッてやって初めて席番を見たときはそりゃあ思ったよ。どんくらいかって、席に着いたらあまりの近さに放心状態で、前列に座っていたお姉様二人組が心配になって「大丈夫ですか、でも良かったですねーめちゃくちゃいい席でましゃに近いじゃないですかー」と声をかけてくれたくらいにはやばかった。
でもほら、女性ってサプライズと意外性に弱いじゃない?(万人に叩かれそうな発言)
ましゃはみんなのましゃだから東西南北全ての花道にまんべんなく気を使わないといけないし、なんならトロッコに乗って遠方席の人たちにも顔が見られるように配慮しているわけで、一回20曲目くらいのライブで自分のとこの花道通る回数が結構決められているわけですよ。
その間誰が来てくれるかというとチーム福山の主に動ける竿楽器勢。
今回はオグさんこと小倉博和さんと今ちゃんこと今剛さんというギター二名が何度も交互に遊びに来てくれてて。二人ともすんごい性格出る演奏スタイルなんですけど、オグさんはとにかくかわいいの。『逃げられない』の時、前の曲の追憶で紙コップ聖水撒き散らすためにトロッコに乗ったましゃが私のいるゾーンと正反対の方向に行ってたのね。そしたらオグさん、かっこいいハモリギターを鳴らしつつてくてくとこっちに歩いてきて目で「ごめんね、ましゃあっちだけどお詫びに俺見て♡」と訴えてきたの!!!(超主観)いやいやオグさん見ますよあなたがこっちにいるならあなたが主役ですよ!!!!とまで言いたくなる可愛さ。つらい。
そして肝心の今さん。まーたミスキャストとかいうめっちゃえっちぃな曲の時にこっちに来ては、モデルばりのキャッツウォークを披露しながらギターをかき鳴らし、しまいには「こんさーーーーん!!!」と叫んだこっちの方に向かってウィンクしたべよ!!!!ねえもう私に向けてファンサしたってことにしていいっすか?てか絶対目合ったよね?合ったって言ってくれ_(:3 」∠)_
もうとにかくこんさんはせくすぃーなの!オグさんの「わーいみんな楽しんでるぅ?僕もチョー楽しい!」っていうのと正反対で「ほれほれ俺のギターを聞いていきなさい楽しんでいきなさい」という大人のかほりがする魅力というかなんというか。また長髪振り回してる様子もかっこいいのなんの。雰囲気的に井上キャプとちょっと系統が似てるというか。どちらも大人かっこいいっていうイメージ。
とりあえず私はあのウィンクに射抜かれました。今さん大好き!!
ここまでの内容みたら最早誰のコンサートでお前は誰のファンなんだって話になりそうなのでそろそろましゃのレポに切り替えます。
今年は新しいアルバムを出したこともあってセトリの内容もHUMANからの曲が中心になってるけど、映像やMCでも言ってたように25周年目という節目年ということもあって原点回帰を意識する内容になってたかなぁというざっくりした印象。
中盤の古い曲は基本的に「1アルバム1曲」という選曲らしいんだけど、映像ではふんだんにましゃの過去映像とかが散りばめられてて老いをk成長を感じました。残響あたりからかなぁ、ましゃの曲って愛や恋というテーマからどんどん「人生とは」とか「青春とは」とか「生きるとは」とか、もっと大きいテーマになっていってると感じてて、それはきっと例えば大河ドラマであったり、ホットスポットでのさらに幅広い仕事や、年齢を重ねてきているという事実がましゃを必然的にもそう考えるように突き動かしているんじゃないかなと思うわけです。
新曲もまさにそんな感じだった。WOWOWで見た人はご存知かもしれないけど、内容的にもなんか明るい群青って印象だった。青春謳歌まではいかないけど、若い人を諭すような、時間は大事だよと自省の意味を込めているというか、おじいちゃん臭いというか...歌いやすそうだしメロディも割と覚えやすい感じだったけど、多分アレンジは変わると思う。実際WOWOWで宮城の回見たとき旋律にフルート的な要素が増えてる気がした。終わり方があっけなかったのでまたアレンジされるんじゃないかしら。
でもせっかく4月あたりにアルバムツアーをやったんだから、感謝祭はもっともっと過去アルバムの曲フィーチャーしても良かった気もする。
一方で、VTRでもあったように2014年の一年だけでも映画だったり台湾うるるん滞在だったり台湾ドラマへの客演だったり、新しい体験も沢山してるから46歳全然侮れない。ただ雅治はん、雪の日に車が使えないからって京王線乗ったってどゆことっすか!!!!!京王線ユーザーだからドキっとしたよ。そして切符の買い方とかイマイチ分かってないスーパースター福山。つり革捕まって若干挙動不審になってるのめっちゃくちゃ可愛かった。
ちなみにスタジオの最寄りについてからタクシーのったら自分が諦めて乗り捨てた車が目の前にいたというオチ付き(笑)でも雪道危ないから電車が正解だったかもね。
ましゃももちろん何度も花道遊びに来てくれたけど、改めてまでもないけどましゃスタイルいいよね。183cmの長身脚長でケツがぷりっとしてて。ましゃ基本的に花道は通ってから花道の先端で全会場に向けてファンサするので、私がいた場所だとケツポジが多かったです。なので遠慮なくケツを拝みました。ありがたやー。
革パン履いてるとケツのフォルムがいい感じに浮き出ますからね。長野くんほどぷりぷりしてるわけではないですが、揉みがいのありそうないいケツでした。やわらかそう。
そして汗。本編後半にもなると全会場走り回ってるのでもう汗ダクダクなわけですよ。会場密閉空間だから暑いし。だから花道走ってると私の方に汗が飛んでこないかとても、とても心配(嬉)。過去には某舞台を見に行った時に堤真一さんの汗を浴びたことがあります。一般の友達に自慢するともれなく皆気持ち悪がるのでみなさんお気を付けください。
あ、ちなみに私が入った回では一人酸欠で倒れました。新潟かどっかでも一人倒れたみたいなレポを見たきがするから、もちろん私たちでも水分補給しっかりするべきだけど、運営側もなにか工夫できるといいね。本当に会場暑い。タオル振り回す曲あると空気中のホコリもほんとすごいことになるから。
というかそれに限らず入場の時一人一人に手渡しでQPマヨ配るとか結構時間かかって入口大渋滞になったりするし、大きい紙吹雪は素敵だけど落ちてくるのにめちゃくちゃ時間かかるしステージに散ったやつに目がいってライブに集中できてないお客様もちらほらいるみたいだし、運営はちょっと試行錯誤してみてもいいかなと今回強く思った。言霊言霊。
そしてMCでの福山さん。去年から出席確認がなくなってしまったのが少々寂しいですが、トークはあいも変わらず。前述とおり今回の年越しコンサートの倍率が聖女祭より高かったことについて「皆さんは24万人の中から選ばれし幸運な人たちなんだから」「皆さん幸運すぎるよ!」「この会場には幸運が満ち溢れている!」とかなり強調しており、その度に客が「いえーーい!!」と叫ぶと私は新しい宗教にでも入ったのかと思った。まぁありがたいけど。
稲佐山での6年ぶりのライブも発表されて、25周年ということでまた期待が膨らみますね。ついこないだも魂リクの音源化が発表されたし。今年は音楽な一年になるのか、それとも映像にもまたチャレンジするのか。
個人的には25周年は全部に手を出してなぁなぁになったってことになって欲しくないので、是非ライブとかもっと構成ひねったりして遊んで欲しいです。3年前?の全アコギライブとかみたいに。とにかく「忙しかった」を理由にはして欲しくない。もし両立が難しそうだったら全然音楽あるいはテレビ王国どっちかに専念してもらって構わないと思うし、現段階では音楽の比重が大きいみたいだからそっちの方を極めてもらいたいというファンの心境。
総合的にはめちゃくちゃ楽しかったです!ただ年末の年越しライブはいつも帰り際になると衰えを感じることになる...もう夜ふかしが辛くてできない、魂ラジじゃないけど。帰りの電車ラッシュがつらすぎるのと、最寄駅がJRなのに大晦日特別ダイヤやってないので、かなりどっと疲労がくるわけですよ。今度からは年越しじゃなくて通常の方に応募しようかな。BBAはつらいよ。
あと全然余談ですが私の前にいた人がほんと観覧マナー悪くて中盤そっちに気が散ってしまいました。くねくね踊るのは自由ですが、身長もそんなに低くないのに台を持参してそれに乗っかって左右に揺れるのは本当に迷惑。おかげでせっかく至近距離だったのにかなりの割合で前の人に視界を遮られることになりました。終演後めっちゃ態度悪い感じでスタッフさんにステージに散ってるハート型の紙吹雪取ってもらおうとしてたし。道標ツアーのグッズもってたからそこそこライブ回数入ってると思うのにあれかと考えるとおばちゃんゾッとするよ?...
帰り際に福山大明神参拝して帰りました。今年はグッズが結構好みだったからポーチとバッグとタオルとキーチェーンまで購入してしまった。さよならバイト代、こんにちは三が日バイト。
14/12/20 ブエノスアイレス午前0時 ソワレ@新国立劇場中劇場
がんばってるの、しってるよ
すごくしょーもない個人的な事情で夜中も炎も見逃してしまった私は、実はブエノスも予測不可能な11、12月のスケジュールのせいで危うく観劇するチャンスを逃すところでした。
東京前楽のチケットがまだ残ってるだと?!
14/11/26 皆既食~total eclipse~ ソワレ@シアターコクーン レポ
OTT以来の舞台で、現場としてはこの間にスタレビの中野サンプラザ行ってるんですけど、SHOUTツアーまだ真っ只中だからネタバレ書けないという。ツアー期間長いよ(笑)
良い息抜きになったよ!!!
うちらの代からすーかつのスケジュールが色々変わって、たしかに解禁日は遅くなったけど結局早くやってるとこは例年通りの解禁だから、むしろだらだら長引いてしまったという印象。だからもう夏からごたごた忙しくしてて、この時期にもなるとそろそろストレスとか溜まり始めてきてたんだけど、無事インタンも幾つかこなして、仕事明けの良いお休みになったという印象。
ニーナの舞台を生で見るのは海辺のカフカぶり二回目。正直現代的大衆演劇や人気劇団の演出に慣れちゃってるからニーナのクラシックでちょっと堅苦しさもある演出はあまり得意ではないんだけど、デカプリオ様の映画の舞台版じゃん?岡田将生いるじゃん?生瀬さんと禁断のラブしちゃうじゃん?
今でしょ(死)
んなわけでよりにも大野智の誕生日でございますがバイト終わりにその足でシアターコクーン行ってまいりました。
席は3階コクーンシート。はっきり言って見づらいし途中からかなり首痛くなるのコクーンでちゃんと舞台見たい人には全然お薦めしないんですけど、貧乏学生はいかんせん行きたい舞台数に見合うお金を持ってないので、年末までの出費を考えて我慢。ただ二回のコクーンシートと違って三階までも来ると後ろに立ち見がつかないので常識範囲内で乗り出し観覧OKなので、多少は楽かと。
しっかしまぁ...
豪華なメンツやな!
話の筋として三角関係がテーマなので、主な会話ってもうほぼ主演の二人+中越ちゃんで終わりなんですけど、こんな豪華な面々が実は後ろで地味に演技をしてますよということで。最後のカフェでのシーンにおける野口さんの演技は本当に惹かれるものがあって、メインはヴェルレーヌの独白なはずなのにタロットやってる側ばっか見ちゃった(※ダメです)
あらすじは簡単。生瀬さん演じる詩人ヴェルレーヌはいい年したおっさんだけどなぜかお若い金持ちの娘マチルド(中越典子)に好かれ(大半はあれ、世間知らずのお嬢さんがちょっと変わってる人見たら「なんかおかしいけどそれが素敵!」的なノリで恋しちゃった、みたいな)、ヒモとなってマチルド家の豪邸に寄生。そこで一通の手紙に書かれた詩に感動してその詩人を呼び寄せて育てようと思ったら来ちゃったのが想定より若くてしかもかなーり美青年なランボーさん(岡田将生)だったと。
あ、以下ガッツリネタバレしますね。
ランボーは諸事情で以前からそっちのけがあるのでその美貌と才能を使ってヴェルレーヌを翻弄し、ヴェルレーヌもその気になってランボーと駆け落ちとかも試みたりするんだけど、なんだかんだ肝っ玉弱いただのクソ野郎だからマチルドの若い美ボディも捨てられないしマチルド金持ってるしどっちも選べないよー(つд⊂)ってなって、愛想を尽かしたランボーが「俺は出てく!!」と怒ったのに逆ギレしたヴェルレーヌがなぜか(まぁ理由はあるんだけど*1 )持ってた拳銃でランボーに怪我を負わせ、決裂確定。ムショ入りは避けられたけど二人は一緒になることはなかったそうな。めでたしめでたし。
というクソ野郎×2と世間知らずのお嬢様によるドロドロで割と不毛な三角関係の話を「ランボーの妹がランボーの死後ヴェルレーヌのとこに訪れて兄が書いてた詩の原稿をもらいにきた時、おじいちゃんが昔話を滔々と聞かれてもないのにはじめる」という体で勧められます。
ちなみに映画版はこちら。邦題は『太陽と月に背いて』。うーんこの訳題。
Amazon.co.jp: 太陽と月に背いて [DVD]: レオナルド・ディカプリオ, デビッド・シューリス, ロマーヌ・ボーランジェ, アニエスカ・ホランド: DVD
話のあらすじもだいたい一緒だし、結構舞台で描ききれなかったこととかも描写されてるので映画見て雰囲気味わうのもオススメです。というかディカプリオが本当にため息出るほど美しいからそれだけのためにも見て!ちなみにヴェルレーヌを演じてるのはハリポタシリーズでルーピン先生役やってる人だよ!
大まかな印象としてはやっぱりニーナの演出はクドいかなぁと。あと少々古臭いの。型がかっちり決まってるというか。
野島伸司じゃないけどやたら主人公にながーいモノローグ喋らせたがる印象があるけど、今回もやっぱりそうだった。ヴェルレーヌが各幕の冒頭で長い独白を言うんだけどまだ観客的にも感情移入しきれてない状態であの詩的セリフを言われてもイマイチぴんとこないとこが多いのかなぁというイメージ。
なにより「詩的」という部分を強調しすぎたのかなぁという感じもあって、ヴェルレーヌとランボーがどうお互いに惹かれたのか、どういう関係性を築いたのかというのが見えにくかったのかなぁという印象もありました。それについては役者のなるしこと池田成志さん*2が書いた感想があるので貼ります。
①「皆既食」拝見。まるで傷つけ合うために出会ったかの様な二人だった。きっと太陽を求めて生きてるのに、同じ太陽を求めてなかったのか?あるいはまぶしすぎたのか?背を向けて、二人はそれぞれに向き合ったのだろうか?→
— イケダナルし (@narupinsky48) 2014, 11月 27
②時系列通り進むがゆえか?フィジカルな所が少ないゆえか?やや同じ応酬にも見えたのが惜しい。二人の太陽が溶け合う所が、もっとみたかったな。明るければ影も濃くなるだろう。しかし生瀬先輩が弾ければ、際限なくなるだろうし、塩梅の難しいところだろーなぁ。→
— イケダナルし (@narupinsky48) 2014, 11月 27
③しかし殆ど二人の芝居で、素晴らしく、息苦しく、悲しく、濃い、数年間を描く。他の役者さんも集中するの大変だろうなぁ。 二人の詩人が、経済的にも社会的にも恵まれていたら、あの詩たちが生まれていたか?んな事も考えた芝居でした。
— イケダナルし (@narupinsky48) 2014, 11月 27
時系列でしかも結構な時間の中進んでいくお話なので、舞台転換の時は両サイドのモニターに年月・地名が逐一表示されてたんだけど、親切である一方でモニター見るたび「あぁこれは芝居なんだ」と結構現実に引き戻された感もあったかしら。
でも三者三様の「どーしよーもない」感が妙に癖になって、そんな愚かな人たちを鼻で笑う一方で人生の諸行無常を虚しく感じる、すごくいい舞台でした。
今回岡田くんは初舞台だったらしいのですが、全然見劣ることなく、とてもハツラツで幼くて、でもどこか毒を持ってそうなそんな危うさを醸し出すランボーがそこにいました。
とにかく白い!!!なにあれ!!!
金髪にしたこともあってか一層白さが目立ってもはや外国のお兄ちゃん。唇ぽってりしてて、白シャツ一着から垣間見れる素晴らしいデコルテ。めさんこ美人さんだった。デカプリオのランボーは若者故の衝動とか、天才詩人が故の気難しさとか、正に「魔性の男」って感じだったんだけど*3、岡田くんのランボーは純粋。天才詩人だからもちろん博識なんだけど、森羅万象への解釈がやっぱりどこか未熟で、若いから好奇心と冒険心も強い。だからヴェルレーヌは「惑わされた」っていうより「愛おしく思えた」んじゃないかなと、そう思わせるランボー像。
あとあれだ、岡田くん自体がすんごい大型犬っぽいからレトリバー的な。だからヴェルレーヌに甘えるシーンも淫靡というより「わーいかまってーかまってー甘えるううう」という雰囲気だったんだと思う。
それっぽいシーンはあるけど(同じベッドで就寝とか)、映画ほどの絡みもなく、岡田くんはキスシーンすらありませんでしたよ。(・д・)チッ←
一方の生瀬さんは映画版よろしく、ハゲ姿で登場。とにかくヴェルレーヌはだらしなくてどうしようもないクソ野郎だったわけですよ!はっきり言っちゃえば「ランボーの肉体もマチルドの肉体もどっちも好き!」ととにかく若い体が好みということで。一体お前はいつ詩を書いてるんだというくらいにはただのプータローだったんですけど。
優柔不断で、でも頑固で、キレやすくて、奥さんにもDV振るうしランボーも傷つけるし。ほんとどうしよーもないんだけど。
でも、やっぱり究極は寂しがり屋で、一人じゃいられないから傷つけながらも誰かと一緒にいたいという気持ちが強いんじゃないかと、老いて連れ添いの女(多分どっかから買ってきた女?)とカフェに佇む姿を見て思ったり。
ランボーに「奥さんと僕どっちがいいの!!」的な選択肢を迫られた時のヴェルレーヌの言い訳の繕い方が三歳児レベルでわろた。
あれも欲しいこれも欲しいって言ってるとどっちも得られないんだよ(・∀・)
生瀬さんめっちゃ声張らなきゃいけない場面が多かったからちょっと喉の心配をしてみたり。
でもこれだけは言わせてもらおう。
典子ちゃんとキスだー?羨ましいぞ!!!!
ステテコ姿(※中世のあの白い下着あるじゃないですか、あれあれ)で今舞台唯一の濡れ場とカウントしてもいいキスシーン演じるとかマジ裏山。なんなら岡田将生にあんなに愛されるのも裏山。でも生瀬さんにベタベタできる岡田くんも裏山。要するに裏山。
なお、別番組で番宣出てた生瀬さんによると、舞台見たお客さんから「なんであんなに禿げた生瀬さんが岡田くんに愛されてるんですか意味がわかりません」という苦情を頂いたらしい。役者さんって大変(笑)
中越の典子ちゃんはこどもの一生以来二回目。
あんね、めっちゃエロかった。素晴らしい。
中世のドレスっておっぱい強調するじゃん?コルセットでめっちゃ腰縛って、余ったぜい肉全部おっばいに寄せるの。だからすんごいいいおっぱいだったの。もうずっとおっぱいよ(無意味な文章)
真面目に言うと、いい意味で一番人物形成が分かりやすくて、感情移入しやすかった。マチルドはほとんど被害者なんだよね。旦那には暴力振るわれるわ、息子生んだのに旦那は家かえって来ないわ、家にいきなり田舎から出てきた礼儀知らずの男の子が来たと思ったらまさかの旦那がその男の子にホイホイついてくわと、結構散々な目にあってると思うのですが、でもそこで全部「それでもうちの旦那は才能ある素晴らしい人だから私が支えなきゃ」という献身を装った自己陶酔的ななにかを醸し出してるという、別の意味で見ててイライラする人物。最終的にランボーと駆け落ちした(けど定期的に奥さんとこにはどこに逃亡してどんな生活送ってるか手紙で報告してた)旦那に振り向いてもらえるために、約束してたホテルでまさかの全裸でお出迎え*4という奔放っぷり。
それなんてエロい本なの。
それで本当に旦那もランボーのとこ戻るの躊躇し始めるからある意味お似合いな夫婦ということで。
「~ですわ!」口調で喋る典子ちゃんマジマリーアントワネット。
脇役の皆さんも本当に素晴らしくて、特に詩人が集まって会食するシーンはそれぞれキャラ濃すぎてランボーが机にのっかってションベンかける時も「いやいやふつーじゃん」と思ったくらい(大げさ)
パリに初めて来て、はしゃいでベッドとかソファの上ぴょんぴょんしちゃうランボーちゃんぎゃんかわでした。
途中独白シーンとかで集中途切れちゃうこともあったけど、3時間半超の大作、見ごたえあって楽しかったです。
最後撃たれたけどそれでも「事故だ」と言い張ってヴェルレーヌがムショに入るのを防いだランボーはきっとここから愛なんだー。
これでおわれば「アーイイハナシダッター」で終わるのに、決別したあとも一人森の中で未練タラタラ「えーん一人はやだよぉランボーの肉体が恋しいよぉーえーん(つд⊂)」(多少脚色あり)と言うヴェルレーヌで台無しでした(笑)ほんと最後まで反省しないやつだなこの野郎。
無事千秋楽を迎えて、皆さん本当にお疲れ様でした。
岡田くんも初舞台で初主演、しかも蜷川舞台と、色々重荷だったかもしれないですが無事終われてよかったです。お疲れ様でした!
生瀬さんはネズミ三銃士のチケット見事に全然取れなくてすげえ悔しかったんで、ここで会えて良かったです。でもやっぱりネズミ三銃士行きたかったぜ...チケット瞬殺だったよまぁ知ってたけど...
てかこう考えると去年古田新太さん見に行けないんだなぁ。今年は行きたいなぁなにか。
岡田くんは今後しばらくは映像作品が続くみたいですけど、是非今後も舞台作品に挑戦してほしいなと思います!見に行く!!!
早くモリタンゴの感想も書かないと。日に日に記憶が薄れていくヤヴァイ。